所沢の古民家で昔体験

  • 2013年8月25日
  • 2015年10月27日
  • 親子

古いかまどや囲炉裏、五右衛門風呂の残る古民家が宿泊施設として開放されています。

 

古民家付き農園「Corot」
http://www.corot.bz/

場所:埼玉県所沢市、西武狭山線「下山口駅」から徒歩15分。

 

古民家の向かいには貸し農園もあり農園利用者の休息場所にもなっているようですが、 古民家に素泊まりすることが可能です。

 

庭でバーベキューをしたり、石窯を使ってピザを焼いたりすることも出来ます。

 

キャンプとはまた違った趣で、昔ながらの火を使ったゆるい時間を家族と過ごすのにピッタリです。真夏の暑い時期でしたが、ちょっとした昔体験を子供と楽しむために1泊することにしました。

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ドタドタと走り回っても誰にも何も言われないのは、子どもにとって大きな開放感です。

普段のマンション暮らしだと、どうしても階下に気を使ってしまいます。

 

宿泊の利用は5時からとなっているので、到着してすぐに火をおこして晩ご飯の準備にとりかかりました。

カマドは数十年ぶり、田舎のおばあちゃんがやっていたのを見たことがあります。

 

かまど

 

最初、強火で一気に沸騰させて、音や匂い、湯気などを頼りに火加減を調整していきます。

 

毎日やる中でコツを掴んでいくのでしょうが、一発勝負ではあまりうまくは行かないものです。持ち場を離れてたせいも有り、一度目は少々焦がしてしまいました。

 

カマドでご飯を上手に炊き上げるコツをスタッフの方に教わりました。

 

湯気が出て沸騰してから水分が飛ぶのを待ちます。

音を頼りに「ピチピチピチ」と弾ける音と、ご飯の匂いがし始めると、火を弱めていきます。

焦げの匂いがするくらいで火をどかし、10~15分蒸らして蓋を開けてみるとだいたい良い感じになっています。

 

かまどの残り火は、お風呂の準備にまわします。

 

幼いころ、田舎の夕時はいつもこんな風に火の使い回しをしていたのを思い出します。

 

五右衛門風呂の火の当番は、子どもの楽しみの一つだったのですが、
子どもに「おいでよ!」と言っても、近寄りもしません。

 

現代は直火を使う機会があまりありませんからね。

 

五右衛門風呂

 

翌日は、庭の石窯でピザ作りです。

 

手作りの石窯が2つ用意されています。

ブロックと鉄板だけで作った簡易ピザ窯、なかなか良く出来ています。

 

石窯

 

小さい薪から順番に徐々に火を大きくし窯の中いっぱい

強火にしてからピザの投入です。

 

ピザ窯

 

 

 

生地か柔らかいと入れにくくなってしまいます。薄焼きは作ってみるとなかなか難しいです。固めに生地を練り上げたほうが良いのかもしれません。

それでも、なんとなくピザっぽく仕上がりました!

 

ピザ窯のピサ

 

 

 

現代の生活の中では火に関することはスイッチひとつで全て済みますが、

昔の生活っていうのは、食事の準備や、おふろなど、何かと手間と時間がかかるものです。

あれこれしている間に、時は流れていきます。

 

考えてみれば、便利な機器で空き時間を手に入れていても、
意外と退屈な時間を作ってるだけなのかもしれないですね。

昔は隙間なく時間が流れていたように思います。

 

たまにはこういう生活を家族とするのも良いものです。