LOHASって、wikiによると「健康と環境を志向するライフスタイル」と書かれています。
近頃、私もそういう生活を送るようになってきました。
子どもの誕生がきっかけでそうなったのですが、それ以前に、しばらく海外で、
昔ながらの生活を守って暮らす山岳民族や、遊牧民の人々を訪ね歩く
旅をしたことが強く影響しています。
モノのないところから、モノの溢れているところへ帰ってくると、
ほんとうは何が必要で何が必要でないかがよく見えます。
あちらで過ごしている時は、パンと水、野菜スープにたまに肉、のような食生活でした。
明るくなったら目覚めて暗くなったら寝る、という
超シンプルな生活、自然に任せた生き方ですね。
短い間でしたが一緒に暮らしててなんだか心地よかったです。
こちらに帰って来てもう何年にもなりますが、いつのまにか
モノに溢れた生活を送ってしまっています。
なんでもありますからね。あちこちから目に飛び込んでくるし、欲しい物を探し始めます。
コンクリートや、車、電線などの景色は心が乾くのでしょうか?
あちらでは、人間が無意識に求める自然の美しさが溢れています。
こちらでそれを求めようとするとどうしてもモノや消費に繋がってしまいます。
意識してできるだけシンプルな生活を心がけないと、どんどん埋もれていくような気持ちになります。
せめて子どもには何が大切で、何が必要でないかを教えていけたらと思っていますが、
そのうち、今度は子供と一緒にそういう地域を旅できればと願っています。
LOHASとは、
この社会の中で、人間が自然と調和のとれた状態に戻ろうとすることなんだと思います。
資源がないことに気づき、科学が未熟なことに気づき、
人が自然の中では大したことのない存在だと気付いた時に
消費社会に距離を置いて、本来の豊かな気持ちを見つけることなのかな、と思います。