夏休みの自由工作・小学3年生が木工で手作り

  • 2014年9月1日
  • 2015年10月23日
  • 小学生

夏休みも終り学校が始まりましたが、まだ息子は夏休み中の宿題をひとつやり残していました。

自由工作です。
提出期限は明日。

大急ぎの仕上げになりそうです。

 

アイデアを形にする

出しても出さなくてもいいというような曖昧なことを言っていたので放っておいたのですが、やはり小学3年生の言うことはいい加減でした。

絵画か貯金箱か、自由工作のいずれかを出すことになっていたようです。

とりあえず、アイデアはすぐに浮かんだようなのでボール紙で形を作らせてみることにしました。

街で配られる配布用のティッシュをストックするケースです。 ついでにゴミをすれられるようにしたいそうです。蝶番を使ってふたを作って、使い終わったティッシュをポンと捨てられるようにしたのだとか..。

イメージ図

ボール紙で試作品を作る

材料の採寸

必要な材料の書き出し

買い物

木材の切り出し

こんな感じで流れを説明しながら進めさせていきました。

 

作る前に段ボールで試作

 

ボール紙とテープでなんとなくイメージを形にしていました。

ここから、ダメ出しです。

 

まず、一番に思うのは学校に持っていけるサイズかどうか。

木で作ると、ティッシュを取り出す穴はどうやって開けるのか。

ティッシュをストックさせる部分の大きさやゴミ箱とのバランスなど。

試作品から見えてくることは沢山あります。

 

2人ではさみでざくざく形を変えながらテープで変更を加えていきます。

できれば、こういう流れもレポートで添えればよい提出物になりそうです。

 

形やサイズが決まったら採寸し、設計図を書いていきます。

夏休みの自由工作は、こういう流れを子供に伝えられるよい機会です。

材料と道具集め

採寸と設計図ができたら、揃えられるものはとりあえず100均で見てみることに。

調度良い薄めの木の板と、のこぎり、速乾性の木工ボンドを購入。

蝶番と細めの小さい釘はホームセンターで調達。

 

その他、用意したものはものさしにカッター、紙やすりです。

できるだけ子供に任せてみる

小2の時は力もないので電動ノコを使ったり、手を貸すことも多かったのですが、

今年は本人にできるだけ任せてみることにしました。

サイズを測って、鉛筆で線を引き、カッターで切込みを入れ、

のこぎりは外側にそってまっすぐ・・といった感じで。

子供に木を切らせる

 

「のこぎりを動かすときは腕を動かさず、肩を前後させるようにすると歪まなないよ」

 

「力を入れずに撫でるように2,3前後させて、まっすぐ動かせてるの確認してからゴリって力入れてごらん」

 

最初はなかなか言うとおりにはできませんが、やってるうちに言っている意味がわかってきたようです。

力入れてゴリゴリやると引っかかりますからね。

 

腕を動かしてしまうと、段々歪みます。

子供に任せるときは材料も少し多めに必要かもしれません。

 

木材は5~6ミリ程度の合板です。

少々ずれて切ってもカッターで削ぐことができます。

 

組み立てて、形になってきました。

 

 

木工の組み立て

 

接着剤で固定していきます。最近の接着剤は速乾性もよく強力ですが、補強のため小さめの釘も入れておきました。

合板で薄いので、真ん中めがけて慎重に打ち込まないとベリって割れてしまいそうです。

 

蝶番を取り付けると段々形になってきました。

子供の手なのでかなりガタガタですが手作り感が出ています。

 

 子供の手で工作

 

乾くと透明になる木工ボンドで隙間を埋めて乾かしておきます。

色塗りは間に合わなかったので、透明ラッカーを吹き付けて完成です。

 

街角で配っているティッシュを貰ったらここへストックするそうです。

 

ティッシュケース

 

そして、使ったティッシュはこちらのゴミ箱へ。

ナイロン袋をかぶせるそうです。

他の用途に使ったほうが良さそうな気もしますが・・。

 

ティッシュケースとゴミ箱

 

とりあえず、夏休みの自由工作の完成です。

時々、手は添えましたがひと通りの流れは良い経験となったようです。