子供と自作の天体望遠鏡コルキットでスーパームーンウォッチ

  • 2014年9月11日
  • 2015年10月23日
  • グッズ

小学校の宿題にスーパームーンの観察というのが出されたようで、子供と以前一緒に自作したコルキットの天体望遠鏡KT-5cmを取り出して月に向けてみました。

スーパームーン、2014年は7月12日,8月10日,9月9日と3回見ることが出来ました。通常の満月に比べて大きさは14%、明るさ約30%増しに見えたそうです。

 

スーパームーンを天体望遠鏡で見る

コルキットスピカKT-5cm

コルキットスピカのKT-5cm天体望遠鏡は自分で作る手作り望遠鏡キットです。コルキット KT-5cm 天体望遠鏡工作キット (50倍)

2009年の「世界天文年」の公式、小型望遠鏡としても採用されたことのある性能で、月のクレーターや土星の輪、木星の縞模様位は見える子供向けでコスパの良い望遠鏡です。

ただ、自動追尾でないものはどれもそうなのですが、月以外の天体は追いかけるのがなかなか難しいのが難でしょうか。ピチっと決まったら月の起伏などはほんとうによく見えます。

コルキットスピカのキットは本体だけなので、カメラスタンドに固定させ狙いを定めました。

 

コルキットのスピカシリーズは・・

  • スピカ4cmの初心者モデル
  • KT-5cm
  • KT-6cm
  • KT-10cm 500タイプ
  • KT-10cm 900タイプ

 

対物レンズ4cmの初心者モデル、KT-5cm、KT-6cmは屈折望遠鏡、KT-10cmはニュートン式 反射望遠鏡になります。

組み立てたのはスピカより一段上のKT-5cm、価格の割に口径比が大きくコントラストも映えるようですが、スピカより長いので若干狙いはつけにくくなるかもしれません。

 

KT-5cm制作

 

組み立ては小学低学年の手では少し難しいかもしれません。一緒に仕組みを考えたり、ガリレオの時代の話をしながらの共同作業です。

 

KT-5cmを子供と制作

ムーブ部分にはフェルトを固定する設計になっていました。

ここが緩いとピントが合わせにくくなってしまいます。

 

完成時の長さは縮めた状態で約60cm。
狙いを定めるスコープと、三脚に固定させる台も付属されています。

星の観察時、固定してピッタリ狙いが決まれはほんとうによく見えます。ただ、少しでも触れてしまうとずれやすいです。ボール紙や木で固定しているので仕方ありません。4~5万の望遠鏡でもあまり変わらないという話ですが、子供と一緒にちょい見ならこれで十分です。

月をど真ん中に入れていても、時間とともに徐々にずれていきます。これもまた、動いてるな~と実感できて良いです。

 

次のスーパームーン

ちなみに次回のスーパームーンは、
2015年9月28日、2016年11月14日です。

ブラッドムーン

また、近く起こる月の天体ショーとして月が赤く染まるブラッドムーンが2014年10月8日にあるようです。これは太陽と月の間に地球が挟まれる形となり、月に届く光が地球の影て遮られ、光の屈折で月が赤く染まる現象です。ちょうど、夕焼けのような光の波長が月を照らすことになります。PM6時過ぎからPM9時半くらいまでの間、赤く染まる月を見ることができます。