牛乳の中でも低温殺菌された牛乳をよく見かけるようになりました。
子供の口に入れるものはできるだけ素材にはこだわりたくなります。
牛乳を選ぶときも、低温殺菌とかノンホモの表示を見るたび何となく選んでしまいますが実際のところあまりよくわかりませんでした。
そこで、その低温殺菌とノンホモ牛乳について調べてみました。
低温殺菌牛乳と高温殺菌の違い
普段よく目にする牛乳は高温殺菌(UHT)されたものがほとんどです。
表示をみると大体120℃で2~3秒ですね。
工場で大量生産されて、値段も安いのが魅力です。
この高温殺菌法で牛乳を処理すると、牛乳に本来含まれているタンパク質やカルシウムなどの成分が熱で変性してしまい、体内に吸収されにくくなってしまうそうです。
お腹がゴロゴロしてしまう原因になるかもしれませんね。
また殺菌のさい、悪玉菌以外にも身体に有用な菌までも殺菌してしまいます。
これでは、飲んでもあまり意味がなさそうです。
しかも、あの牛乳臭さやネバつきの原因にもなっているみたいです。
高温殺菌でタンパク質が熱変性をおこし、後味の悪さを引き起こしているそうです。
一方、低温殺菌ですが、 62℃~65℃を30分間加熱するLTLTと、 72℃~75℃を15秒間加熱するHTSTの2種類があります。
後者の方はあまりお目にかかったことはありませんが、 低温で時間かけて殺菌した牛乳はタンパク質やカルシウムなどの栄養素が熱変性をおこしません。
さらっとした飲みくちなので後味もわるくありません。
子どもにもウケがいいです。
ノンホモ
もうひとつよく目にする表示にノンホモジナイズという言葉があります。
通常牛乳は成分に含まれる脂肪球を圧力により均質化(ホモジナイズ)しています。
通称ホモ牛乳とよばれるそうです。
ノンホモの特徴はビンを開けるとクリームラインと呼ばれる脂肪球の層ができることです。
しぼりたてに近い牛乳ですね。
ノンホモのよさは体内に入ってもゆるやかな凝固をするので、胃から腸へゆっくりと流れて吸収も少しづつな点です。
子供が牛乳を飲んでお腹がゴロゴロしたり臭いがイヤといって嫌うのは高温処理と、ホモジナイズされた牛乳を飲んでいたからかもしれませんね。