春になってくるとよく寝たつもりでもなかなか眠気が取れないものです。
これは眠気を調節する神経系のバランスに乱れが生じることが原因だと言われています。
寒かった冬が終わり春が来ると日照時間も長くなって気温が上昇します。
その変化に体がついていかないと、眠気を調節する自律神経のバランスに乱れが生じて昼間になっても眠くなることがあります。
ゴールデンウィークになると家族そろって車でお出かけする機会もあると思いますが、 運転中の眠気解消にも参考になる方法がすご技Qで紹介されていました。
今すぐ眠気をすっきり
香りは、素早く脳に届き交感神経を刺激することで眠気を調整します。
眠気スッキリにオススメな香りは柑橘系、特にグレープフルーツが良いそうです。
グレープフルーツの香りの成分中にはリモネンやテルピネンと呼ばれる物質がが含まれており交感神経を刺激する視床下部を活性化し、眠気を撃退する効果があることが分かっています。
グレープフルーツのどの部分に眠気を覚ます有効成分が含まれているかと言うと、外皮と内側の白い部分の間にある油胞と呼ばれる部分になります。
これを効率的に取り出す方法は、外皮を上にしてティッシュなどを下に敷き、すりこぎのようなもので押しつぶして油胞を割ることによって中から有効成分を含んだ香りを取り出します。
取り出してから大体10分ぐらいで揮発してしまうので持ち運びにはあまり適していないようですが、香り成分が入っているものであればアロマオイルなどでも効果が同じようです。
昔からグレープフルーツが目を覚ますのに効果的であることは言われていましたが、最近になって脳科学が進み、このリモネンやテルピネンが交感神経を刺激してして眠気を覚ますことがわかってきたそうです。
眠くなるような長距離のドライブにはグレープフルーツを1つ持って行くと良いかもしれませんね。
ただし高血圧の人やほてりやすい人は交感神経をより強く刺激してしまうと体調を崩してしまうこともあるので注意が必要だということです。
眠気スッキリが長持ちする方法
近年、噛むことが脳に様々な影響を与えることがわかってきました。
眠気をすっきりさせるために脳を刺激するには、ガムのような噛みやすい適度な硬さのものを持続的に噛むのがようそうです。噛むことにより口の周りにある4つの筋肉が同時に刺激されます。
また、噛んだときの感覚や匂いや味などの沢山の情報が大量に脳へ届いて脳が活性状態になります。
ガムを噛むグループとガムを噛まないグループとに別れて脳の反応検査をしたところ、ガムを噛まない人に比べ噛んでいる人の方が脳の反応時間が短いことがわかってきました。
スルメのような硬いものの方が脳への刺激がより強いと思われがちですが適度な硬さのものに比べて脳への刺激がさほどでもないようです。
大事なことは持続して噛み続けるということのようですなので市販のガムが丁度良いようですね。
朝の目覚めをスッキリさせる方法
朝起きてもすっきりとした目覚めでなかったり、
しばらくするとついウトウト..。
このように目覚めが悪く睡眠の状態が残っていることを睡眠慣性というそうです。
この状態を目覚めさせるには、朝起き抜けにテンポのいい曲を聴くのが良いそうです。自分が気に入ってる、思わず口ずさんでしまうような大好きな曲だとなお良いようです。
また、段々テンポアップしていく曲も効果があります。以前TVの実験で行われた寝覚めに最も効果のある曲は、和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」でした。この曲は寝覚めの悪い人のアラームの曲としてオススメです。
眠くなりにくい体作り
何をやっても眠くて日中のだるさが消えないって方は体内時計が狂ってるのかもしれません。
体内時計のリズムが狂ってしまうと、日中の1番活動しているときに眠くなってしまったり、また夜中なかなか寝付けなかったりすることがあります。
この体内時計を正常な状態に戻すには朝の光を身体に浴びることです。
朝起きたら体いっぱいに光を浴び時計遺伝子をリセットしましょう。
メラトニン不足から体内時計が狂ってしまう場合にはサプリで補うのも有効かもしれません。
メラトニンサプリの中には牛の脳を使った動物性の原料由来のものもあるのでできれば植物性のものをおすすめします。
海外旅行などで時差ボケを起こした時にも有効のようです。