「恐竜王国2012」へ息子と二人で出かけました。
7月21日(土)から幕張メッセで行われている最大級の恐竜イベントです。
会場入ってすぐ、大スクリーンにプロローグVTRのお出迎えです。
シルクスクリーになっていて最後までずっとみているとお楽しみがあります。
小さなお子さんはびっくりするかも。
解説のVTRは各所にあり、全体的な流れもよくわかり見やすいものになっていました。
今回の恐竜展の目玉は 世界初公開の中国遼寧省で発見された大型羽毛恐竜「ユティランヌス・フアリ」。
4月5日に「nature」で発表されたばかりのティランノサウルス類の化石です。
恐竜は毛で覆われていたかもしれない、もしかしたら、想像図が変わってしまうかもしれない発見です。
その他の展示でも、 恐竜には羽毛が生えていたとみられる数々の証拠化石をまとめてみることができました。
これをきっかけに一気に今までの恐竜の復元イメージが変わることになりそうです。
僕らの小さい頃の恐竜といえば、しっぽが地についた形の復元イメージでした。
それがいつの間にか、 しっぽが後ろにピンと伸びた復元モデルとなりました。
新しい恐竜の想像図は… なんだかニワトリに近づいて来ました。
こちらは、恐竜の足あとの脇に羽のあとがついている化石。
このほかにも、恐竜には羽毛が生えていたと思われる決定的な証拠がいくつも展示してありました。
竜脚類にも羽毛が生えていたかもしれないっていうのですから、驚きです。
ティラノのライバルであるトリケラトプスなど角竜類にまで羽毛が生えていたかもしれないそうです。
その根拠となったのはこちらのプシッタコサウルス。
この原始的な角竜類に羽毛の痕跡が発見されたそうです。
もしかしたら、将来毛の生えたトリケラトプスが発見されるかも知れません。
最新の発掘を元に再現されたティランノサウルス。
ティラノサウルスとか、T・レックスとか呼ばれていますが、ここではティランノサウルス。
中国的な呼び方なのでしょうか?
特徴は、全身の羽毛と、手のまわり、顎の下にもひげのように毛が生えています。
ますます、鳥に近づいていますね。 会場ではこんなコーナーもありました。
恐竜のクッキーデコ。
子どもが楽しむタイプのインタラクティブな発掘ゲーム。
恐竜から見える視界を体験するコーナー。
恐竜ロボを操作できるコーナー。
砂に埋まったアンモナイトを発掘する体験コーナー。
会場内、ひときわ目を引いたのが世界最大の鳥盤類、フアシアオサウルスの化石。
普段は四つん這いですが、木の上の餌を食べるため立ち上がった姿を全身骨格にしています。
それにしても巨大です。
最後、出口にディアトリマの全身骨格が展示されていました。
こちらは、恐竜絶滅後、最初に登場した陸生の鳥類とされています。
なんだか見覚えのある生き物です。