小学3年の夏休み、少しづつ宿題も片付きつつありますがいつになっても手を付けようとしないのが読書感想文。
息子に訪ねると、とりあえず本は読んでいるようなので読書感想文の書き方をレクチャーすることにしました。読んだ本は「小さなバイキングビッケ」懐かしいです。
頭のキレる少年ビッケが小さな身体にもかかわらず、勇敢なバイキングの大人に混じって渡り合うというお話です。
TVアニメにもなるような楽しいお話ですね。
それを読書感想文として作文していくわけですが、小学3年生位になると、あらすじの羅列から一歩すすんですこし味のある感想文に挑戦させてみようと思います。
読書感想文の書き方
参考にしたのは小学生向けの読書感想文の書き方のリーフです。
項目を埋めていくだけで感想文の骨子が出来上がるようになっています。
それに合わせて、以前から子どもとよく使っているマインドマップで具体化させてみることにしました。
まずは、子供と物語の内容について話ながら進めていくことにします。
紙にマインドマップでメモを取りながら以下の項目を埋めていきます。
1.物語を通して1番心に残った場面はどの場面?
一番心に残っている場面から聞いていきメモをとらせます。
- その場面で特に印象に残った行動や言葉
- 心に残った理由
2.登場人物の中で特に心に残った人は?
自分や周りにいるお友達と比べてみてその人の似ているところや違うところを比べてみます。
- 登場人物
- 似ているところ または、違うところ
3.作者がいちばん伝えたかった事は?
この本を読んでみて作者がいちばん言いたかった大切な事はどんなことでしょうか。
- 作者がいいたかった大切なこと
- その理由
題名(タイトル)を考える
メモを眺めながらタイトルを考えてみます。
子どものメモを見ると、(ビッケは大人顔負けの賢さにもかかわらず、傲慢さもなく素直でみんなに好かれる子ども)の部分が印象的だったようです。このあたりを中心に書き進めていくとして、タイトルを「素直でひかえめなビッケ」としていました。具体化させているとあっさりと浮かびますね。
タイトルは「○○を読んで」といったありきたりなものは避けるようにしました。
読書感想文の書き出し
タイトルが決まると、書き出しが見えてきます。
ビッケの紹介から始まり、「ある日・・」→(1.印象に残った場面)→(2.比較)→(3.大切なこと)
このような感じで組み立てていきました。
作文用紙の前に一度ノートに書いてみると良いですね。誤字脱字、カギカッコなどチェックしながら文全体を眺めます。
文のつなぎ部分がなかなかうまく進まないときは、最初から書いた文を読ませてみると良いかもしれません。流れの中で先が見えてきます。
読書感想文のポイント
本を読み終えて読書感想文の書き出しに戸惑っているようであれば以下のことを聞きながら話し合い、クリアにしていくと良いかもしれません。
- 心に残った場面
- 登場人物の行動や考えをどう思う?
- 本から新しく知ったり、発見はあったか?
- 不思議に感じたり新たな疑問を感じなかったか?
- 自分の周りと比べて似たところや違いがないか
頭が整理できてきたら、1,2,3のような流れで箇条書きにし、作文作業を分割していけば楽に進められます。
うちの場合は、4日ほど掛けてしまいました。ただ、書けといっただけでは本のあらすじを書くくらいで終わっていたと思います。
高学年に向けて、少しマシな読書感想文をかく練習にはなったようです。