昨年の今頃は、新一年生の準備でランドセルをあれこれ見に行き、 種類の多さや値段に驚いたものでした。
昨今のランドセルは色だけでなく、細部にもこだわっているようです。
私たちの子ども時代は、ちょうどクラリーノっていう合成皮革が流行っていました。
まぁ、実際六年間背負い続けることもなかったので、そんなに高価なものにこだわる必要もないと思いますが、親心というものはより良い物へと目が移るものです。
このランドセルの語源は、オランダ語のランセル(はいのう)からきているそうです。
江戸時代に軍隊用として日本へ紹介され、明治以降になり通学用に改良。
日本の子供たちに背負われことになりました。
日経の春秋によると、
来週、パリのルーブル美術館で行われる手工芸展示会に、 そのランドセルが展示されるそうです。
たしかに、よく見るとアートっぽいシルエットです。
日本の伝統的な能装束などと一緒に出展されるそうなのですが、 おしゃれなパリっ子達の目に止まって、 フランスの子ども達に背負われる日がくるかもしれませんね。