シャウエンの街、TVで見ました。
菅野美穂さんが紹介していましたが、
かつて訪れたことのある街並みに懐かしさから見入ってしまいました。
モロッコといえば、
マラケシュとかフェズの街並みが日本ではよく紹介されます。
シャウエンは日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、青壁の街としてヨーロピアンの観光スポットになっています。
こじんまりした街で、
山の斜面に家々が立ち並び、路地へ入ると迷路のような作りです。
初めて訪れた日は、ホテルにチェックインするなりすぐに探索に出てしまい、
帰り道がわからなくなってホテルへなかなか辿りつけなかった思い出があります。ホテルの名前も確認しないで出て行ったものですから、探しだすのに苦労しました。
滞在中は路地から路地を巡り、絵になる風景をずっと追いかけてしまいました。
菅野さんも話していましたが、どこを撮っても絵になる街です。
カメラを持って歩くのが楽しくなります。
ここを訪れた時はちょうどラマダーンの時期でした。
スペインからモロッコへ船で渡りチトワンの港へ着いた時、
しつこいタクシー運転手に絡まれて困っている所をフレンチのカップルに救ってもらったんです。
その彼らとばったりシャウエンの街で再会です。
こういうことがたまにあるのが旅の楽しいところです。
ラマダーンの間、日中人々は口に物を入れてはいけません。
信仰の厚い人は水も飲まないといいます。
まぁ、観光客には関係のない話ですが、
シャウエンはちょっと前まで外国人をシャットアウトしていた聖地です。
そんなこともあり、滞在中はよく彼らとホテルの屋上で人目を忍んでサンドイッチを作って食べていました。
屋台で売られている農産物の中でとっても印象に残っているのはマンゴーです。
宮崎で作られているような大きくて甘いアップルマンゴーでした。
日本だといくらするでしょうか?
シャウエンでは1ドルです。
青いカベの理由、番組では蚊よけが起源と言っていました。
諸説あるようですが、私が聞いたのは、
外敵に侵入されて以来青く塗られたという話です。
この地ですれ違うベルベル人の老人は
みんな魔法使いのような頭の尖ったパーカーを着ています。
ここは霧のような雨がよく降るため、
このようなフード付きの服が便利なのだそうです。
このいでたちで杖をついた老人に夜出会うと、魔法使いかと思ってしまいます。
これから行く方へ
街の治安は..
最近はどうか知りませんがモロッコの中では悪い方ではなかったです。
モロカンは気さくな人が多いので好きな国ですが、
やはり大都市のバスターミナルとかスークの一人歩きは注意が必要な国です。
きょろきょろ歩いていたり、街角で地図など見ていると
変な輩がすぐに寄ってきます。
行き先はホテルを出るときしっかり決めて
足元を迷わせないことが大事になります。
隙を見せない、ってことです。
そうすれば楽しい旅になると思います。
日本人大好きな人の多い国でしたから。