素麺(そうめん)に使われている人気具材のランキングです。
料理学校の先生100人によるアンケートがTVで流れていました。
少しずついろいろな薬味で楽しめるのがそうめんの魅力。
味だけでなく、それぞれの具材には高い栄養価や嬉しい薬効もあるようなので調べてみました。
そうめんの具材人気ランキング
- みょうが
- ショウガ
- 青じそ
- ネギ
- ごま
- のり
- わさび
- 七味唐辛子
- 大根おろし
(料理学校の先生100人によるアンケート )
みょうが
みょうがに含まれる精油成分、アルファピネンには熱などでぼーっとした頭をしゃきっとする働きがあるそうです。
日中熱くて疲れたなーというときにはぴったりな薬味ですね。
ストレスを緩和させる作用や、辛味成分の中には胃液の分泌を高めて食欲を増進させる効果もあるようです。抗菌や消臭にもよく使われています。
しょうが
すりおろした生のしょうがには殺菌作用や抗酸化作用といった免疫を高めたり代謝を促進する効果があります。
ピリッとした辛味成分ジンゲロンは脂肪を分解して体を温める作用があることで知られています。
冷房で冷えた身体に良さそうです。
青じそ
栄養価が高くビタミンA、ビタミンC、カルシウム、カロテンなどが豊富に含まれています。食欲増進作用や気分をリラックスさせる効果もあるようです。
暑さで疲れた胃腸にもよさそうですね。
ごま
ごまに含まれる有効成分には、アルギニン、オレイン酸、リノール酸、セサミンなどがあり肝臓の働きを高めたり悪玉コレステロールを減らしてくれるひじょうにありがたい薬味です。
漢方では滋養強壮、老化防止などアンチエイジングとしても注目されています。
鉄分も多く含まれているので貧血の改善にも有効な食材です。
海苔
海苔は栄養バランスの非常に良い食品です。少量であってもビタミンCやカロテンはレモンやニンジンに引けを取りません。
タンパク質やアミノ酸のほか、EPAやタウリンなども含まれています。胃腸の修復効果のあるビタミンUも豊富に含まれているそうです。食物繊維も豊富なのでたっぷりかけて食べると良さそうです。
わさび
最近の研究でわさびの辛味成分スルフィニルには肌や肝機能を若返らせる効果があると話題になりアメリカでもブームになっています。
わさびの辛味成分にはその他、大腸菌やサルモネラ菌、O-157、黄色ブドウ球菌など多くの食中毒の原因となる菌の増殖を抑制する働きがあります。
スルフィニルなどの抗酸化物質を効率よく摂るには本わさびにこだわった方が良さそうです。
七味唐辛子
七味にはとうがらしやさんしょ、陳皮(ちんぴ)、麻の実などそれぞれ漢方として薬効のある薬味成分が含まれています。
とうがらしのカプサイシンは、唾液や胃液の分泌を促進する作用があり、山椒は胃もたれを改善したり胃を健康に保つ薬効が古くから知られています。フラボノイドやペクチンの含まれる陳皮(ちんぴ)にも似たような効果があり、漢方ではそれらをバランス良く配合することで相乗効果を高める薬味として民間でも常用されるようになりました。
大根おろし
大根はすりおろすことにより辛味成分イソチオシアナートという物質が出てくるそうですが、 これは免疫力を高めたり、がん細胞を抑制する効果があるようです。
そのままの大根でも・・と思うのですが、すりおろすことで大根の細胞が壊れ、これにより細胞内で化学反応が起きてはじめて生成されるものだそうです。大根の先端部分に行くほど多く含まれているようです。
さいごに
素麺(そうめん)といえば、炭水化物メインで栄養価も低くあまりビタミンが摂れないイメージを持っていましたが、 こうやって薬味を一つ一つ見ていくと、すごいポテンシャルですね。夏バテ防止や食欲不振などにもぴったりです。
そうめんをゆでている間、大根としょうがをすりおろすくらいの手間だけで済むのもお手軽で良いです。あとは、青じその千切りですね。その他の薬味は乾物でささっと用意できるものばかりです。
海苔と青じそはたっぷり用意しておくとビタミン類も十分です。
この中で、しょうがのすりおろしはそのままでは使ったことがありませんでした。 その代わりうちでは、生姜と豚肉を炒めて生姜焼きにしたものをトッピングとしてのせることがあります。醤油と味醂、砂糖で少し強めの味付けが良い感じです。
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